タイトルなし

愛論百科執筆者の中島さんからメールが届きました。

  ご覧下さいませ。

『乾燥機の感想記』

朝から小雨模様でしたから、「早めにコインランドリーに
行くことにしよう」と、雨はやんだが、まだ晴れそうも無い空を
見つめながら10時頃に出発しました。

で、徒歩で5分ほどのコインランドリーに着いたら、三台ある
乾燥機が全部、使われているんです。

で、「5分と8分と15分」の残り時間を見つめながら、「さて、誰も
いない店内で、乾燥機が止まったら、中の品物はどうすべき
なのか・・」と考えます。

で、心配は的中し、乾燥機が止まったのに、洗濯物の持ち主が
現れないんです。

で、私としては、むやみに人様の品物を出して、トラブルが発生
したら恥ずかしいですし、かと言って、このまま待っているのも
困りますからねぇ。

そしたら、洗濯物をもって来た二人連れの主婦らしき人が、
「隣のお風呂屋のおじさんに相談すると良いんですよ」と教えて
くれたんです。

で、コインランドリーの隣を見たら、銭湯の罐(かま)で燃やす木を
片付けているおじさんがいるので、「どうしましょうか?」と聞きました。

すると、「次の人が使えなければ、うちとお客さんの両方が迷惑を
被るんだから、構わないから、棚の上においてあるダンボールに
衣類を放り込んでください」と慣れたものです。

で、前の人の品物を出して、私の分を乾燥機に入れて、300円で
30分の間を待つことになります。

で、銭湯のおじさんの仕事ぶりを見ながら、「この木は、建て直しの
家の古材ですか?」と聞くと、「うちでは、重油は使わないで、全部の
燃料は、只で貰った木で賄えるんですよ・・」というんです。

「古い家の廃材は、産業廃棄物で処分をすると、トラックで一台分
が4万円もかかるのに、うちに持ってくれば、只で処分してあげる
わけだから、お互いにプラスになるんだよ」とのことですから、
「ダイオキシン」などの野暮な質問は出来ませんよねぇ。

で、「木を燃やして沸かした風呂は、体が温まるから、今度、
入りにきなさいよ・・」と営業されてしまいました。

で、「ボイラーの火は、何時から燃やすんですか?」と聞いたら、
「もう、燃やしているから、見るかねっ」となって、写してきたんです。

で、勢い良く燃える罐と、燃料の山ですが、「銭湯は、場所を取る
商売だから・・・」と言われると、浴槽や脱衣場も含めて、場所は
広く使うので、商売として考えると効率は辛いものがありますよねぇ。

ま、東京の銭湯は減る一方で、洒落たセンスの「スーパー銭湯」
というのに交代する時代なんでしょう。

で、この時間の東京の空は、うす曇ですから、「乾燥してきて
良かった・・!」というのが実感です。

で、明日には、「我が家の乾燥機が直る予定」ですが、本当に
直るのやら・・・・。



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福島県会津盆地のど真ん中(会津坂下町)かざまクリーニング勤務。 2015年11月と2016年3月、衣類の染み抜き・収納法に関して、FTVみんなのニュースにテレビ出演。衣類の日焼けや脱色の色修正に取り組んでいる。
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