最近、弱い酸性状態下で万能細胞(STAP細胞)が出現する・・・と、メディアで注目されている。
若返り・・・とも期待されている。
今回紹介するのは、万能細胞まで巻き戻す事は出来ないが、多少蘇るというヌメ革の話である。
ヌメ革は購入当時は白っぽいが、経時変化によりだんだんアメ色に変化していくのが醍醐味。
愛用中に、染みのきわがより黒っぽくなる水染みになってしまうことも結構ある。
その時に、色修正をするとアメ色の変化がそこで止まってしまう。
今回のルイヴィトンバッグの場合には、洗いにより染みがだいぶ薄くなったので色修正はしていない。
その後、最終的な染み抜きにより、多少白っぽさを取り戻した。
よく見るときわの部分に多少染みが見えるが、それは使用感のある『味』として受け止めてもらいたい。
当店は、革の・革による・革のための歴史・・・でなかった『レシピ』で美味しく調理している(^_^)
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福島県会津盆地のど真ん中(会津坂下町)かざまクリーニング勤務。
2015年11月と2016年3月、衣類の染み抜き・収納法に関して、FTVみんなのニュースにテレビ出演。衣類の日焼けや脱色の色修正に取り組んでいる。
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