「別に、もっともらしいことを言っているつもりはねぇんだが・・・
おれが始末をするきものは、そこらのかみさんが手をかけたものも多いからな。
そういうもんに触れていると、いろいろ伝わってくるんだよ」
縫い目の大きさや継ぎのあてかた、きものの擦り切れ具合や色の褪せ具合で、手入れをする女房や母親の姿が浮かんでくるという。
(着物始末暦「藍の糸」 中島要著)
「別に、もっともらしいことを言っているつもりはねぇんだが・・・
洗濯機で洗っても落ちなかったという血液は、手をかけると大丈夫。
そういうもんに触れていると、少しずつ綺麗になっていくんだよ」
血の出るような努力をするわけではないが、涙と汗の『結晶』は、いつの日か『化粧』染み抜きで・・・乞うご期待
(洗濯機で洗っても落ちなかった血液の染み かざまクリーニング著)
福島県会津坂下町 かざまクリーニング
衿黄変の染み抜きや脱色を色修正する荒野の3人 とっとこシミ太郎
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福島県会津盆地のど真ん中(会津坂下町)かざまクリーニング勤務。
2015年11月と2016年3月、衣類の染み抜き・収納法に関して、FTVみんなのニュースにテレビ出演。衣類の日焼けや脱色の色修正に取り組んでいる。
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