「万年筆」
高校入学のお祝いに、今は亡き伯父さんから万年筆をもらった。
筆圧をかけずにすらすらと文字を書くことが出来るので、たいへん重宝したものである。
今では、万年筆という言葉さえ知らない若者が増えている。
結局、ボールペンの方が手軽で安く購入出来るので、高価な万年筆は自然淘汰されてしまったのであろう。
染み抜きの面で考えてみると、万年筆は、ペン先が洋服についたとたん、すごい量のインクが流出してくる。
それにひきかえ、ボールペンは、洋服についたとしても、万年筆ほどのインクは出てこない。
なので、ボールペンの方が、染み抜きの作業時間が短くて済む。
しかしながら、私は、文字を書くのであれば、時代遅れの万年筆の方が好きである。
ところで、どこにいってしまったのだろう、貰った万年筆は。
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福島県会津盆地のど真ん中(会津坂下町)かざまクリーニング勤務。
2015年11月と2016年3月、衣類の染み抜き・収納法に関して、FTVみんなのニュースにテレビ出演。衣類の日焼けや脱色の色修正に取り組んでいる。
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