今回の愛論百科は、『皮算用・・・、三億円のお話し』です。ま、三億円といえば、通常は『宝くじ』しかないわけで、サマージャンボを買った私も抽選日が待ち遠しいんです。
宝くじは、東京都宝くじだけではなく、全国自治グリーンジャンボ、地域医療等振興レインボー、関東・中部・東北自治宝くじ、近畿・西日本宝くじ、ロト・ナンバースなどとメニューは多いですよねぇ。
「3億円なんて、当たるはずがない・・!」というご意見は分かるのですが、「買わなければ、絶対に当たらない」のですから「確率はゼロに近い」と分かっていても、当たる場合もあるわけで・・・ (^_^
・。
「当選した場合の、税金はどうなるのだろう」という心配は、「当たった場合の予備知識」として「みずほ銀行の相談コーナー」に聞けば教えてくれるでしょうが、少し、軽蔑されるかも・・・。
皮 算 用
先輩いわく「3億円の宝くじに当たった場合、一等の2億円と前後賞の5千万円ずつで3億円になるわけだから、節税対策も含めて考えてみたんだよ・・」といいます。
「それでね、妻に『真ん中の2億円を俺たちのものにして、前後賞の一億円は独立している二人の子供たちに半分ずつ分けて上げようよっ』といったら、『子供たちに上げるのは、私たちの老後を大事にしてくれるかを確かめてからにしたほうがいい』と妻が言うんだよ」と愉快なご夫婦です。
先輩の話は続き、「妻に、『何年か先に俺たちの預金から子供たちにあげると、財産分与で贈与税がかかるが、当選した宝くじであげれば、親の預金に関係なく子供の口座に入るから税務署に分からないわけで、合法的に節税になるはずだ』と私がいったんだよっ」となります。
「そしたら、妻が『前後賞の宝くじを子供たちに渡したら、内緒にしたい一等の2億円のことが子供たちに分かってしまうんじゃないの・・』と言われてねぇ、『それでも、税金が安いほうが得だっ』という私の意見と噛み合わず、気が付いたらでっかい声で夫婦喧嘩になってしまって・・」とのことです。
で、実に面白い話題だと思って、家に帰って私も妻に話したら「一等の2億円のことを子供たちに知られたら、『5千万円の有り難味が薄れる』から、奥さんの考え方の方が正しいわよっ!」というのです。
「でも、相続税や贈与税は税率が高いから、節税対策は大事だしなぁ・・」という私の考えが分かってもらえず、私も妻に嫌われてしまったような・・・(--;)・。
友人にこの話しをしたら、数日後に、「俺も女房に『当選したら、困っている人たちに半分は寄付をしたいもんだねぇ』と言ったら、酷いめにあって・・(;-;)・」といいます。
「妻が、『私に相談もしないで、勝手にお金を渡すという相手は、いったい誰なのよっ!』と浮気と勘違いをされてしまって・・(~_~
・」となればこちらも大騒動だったようです。
「当選したら、亭主と半分ずつ分けて離婚して気軽に暮らしたい・・」というケースもあるそうで、当たらないほうが幸せなような気がしないでもない難問です。
ま、『当たっていない宝くじ』でも家庭内のトラブルが発生するのに『当たったらどうなるのか・・』皆さんがこのテーマで奥さんにお話しをする場合には、くれぐれもご用心ください。
また、ご亭主には内緒で宝くじを購入して、『当選したら自分だけのものにして離婚!』という予定で当選を待っている奥さんも多いと聞きますから「知らぬは亭主ばかり」とは、怖いですよねぇ。
一句
- 『神さまってなに?』森達也著 - 2024年11月20日
- 『同志少女よ敵を撃て』逢坂冬馬著 - 2024年11月17日
- 『いえ』小野寺史宜著 - 2024年11月6日