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愛論百科執筆者の中島さんから、メールが届きましたので是非ご覧下さい。

『重いでぇ』

お土産で思い出したので、今回は、「プレゼント」のお話にします。

「プレゼント」の場合、送る側としては差し上げた相手が喜んで下さる
ように、さんざん悩んでから品物を決めるわけですが、貰ったほうが
喜ぶ場合は少なくて、贈り物を選ぶのは難しいですよねぇ。

ま、贈り物で喜んでいただける第一印象は、「大きさと重さ」でしょうか。

次には中身ですが、中身も相手によって好みが違うわけで、「一生懸命
にプレゼントの品物を選んだ末に、何を差し上げても全員が満足してくれる
ことはない」わけで、結婚式などのように様々な人が集まる場合には、
最近ではカタログ方式が一番無難ということでしょう。

でも、入院の見舞いなどの場合には、「カタログを差し上げる」のは無理で
すから、品物を選ぶのが難しくなります。

例えば、「胃の手術や糖尿病」などの場合に、甘いお菓子というのも
食べられないわけですが、それでも、取り敢えずは花かお菓子でしょうねぇ。

私がアパート住まいをしていたときに、あるお祝いで頂戴した引き出物
が、「ヒノキで出来た桶と椅子」というお風呂で使うセットでした。

『桶』と言っても、味噌樽などの大きなものもありますが、今回は、「洗面
器代わりに使う小さな桶」で、椅子は、大き目の下駄の様な形をして
いるものです。

尚、『手桶』とは、「お墓参りなどの時に水を入れて、手で下げて運ぶ、
持ち手のついた物」を言います。

で、銭湯通いの私ですから、通常は、「タオルに石鹸」を持って銭湯に
いくわけですが、「桶と椅子」は持って行く人は居ませんよねぇ。

とても良い香りの桶と椅子を、部屋の片隅に置いて恨めしげに見つめる
うちに邪魔になって、さて、あのセットは、どう処分をしたんだっけ・・・?。

で、もう一つのプレゼントの話ですが、30年程前には、クリーニング店を
開業する店舗の大きさに合わせて、「20ポンド」と「40ポンド」などと
ドライ機を設備するユニットショップという形態のお店が流行ったものでした。

私の友人達も、次から次へと競争で出店して、立派な店を開店すると、
「オープン披露パーティ」を催したものです。

開店祝いと成れば、30年前も今もお祝いに包む額は1万円が相場
の様に思いますが、思えば、30年間も同じ金額なんですねぇ。

で、ある知人の開店祝いに招待されて、友人達と連れ立って店舗を
見学させていただき、それから場所を移して懇親会となります。

それで、懇親会もお開きとなって、会場の出口の方に皆さんがぞろぞろ
と向かうわけですが、出口のほうで、何人もの人が大声で騒いでいる
のが気になってのぞいてみると、「開店祝いの引き出物」についての
騒ぎのようですから、「包装してあって、中身が見えない」のに、苦情を
いう人が居るのは不思議でしょう。

で、「こんな重いものは、後で送ってくれよっ」という人までいるんです
が、それらをなだめながら私も頂戴して、軽い気持ちで持とうとしたら
簡単には持ち上がらない。

何と、驚く無かれ、当日の引き出物は、コンクリートで作った
「漬物石のセット」だったんです。

で、帰りがけに喫茶店によって、貰ったばかりの重たい引き出物を
見ながら全員が愚痴三昧になりますねぇ。

今回の画像がそのセットですが、コンクリートの塊で4キロというのは、
ほろ酔い加減で電車を乗り換えて持ち帰るのに、手首が痛くなる
ほどの重量です。

ま、お陰で、数日の間は、引き出物の悪口の電話でかなり盛り上がった
という「重いでぇ」という、思い出話です。

で、悪口は言いましたが、漬物好きの私の場合、漬物セットの利用
価値は高くて、一夜漬けの場合には重宝しましたが、それでも、
ここ10年以上は使っていませんから、邪魔物になっています。

「使わないのなら、捨てれば・・・」というご意見もおありと思いますが、
「ごみ収集の人が腰を痛める」といけないので、捨てるのも簡単ではないんです。

で、分類は、「資源ごみ」になるんでしょうか・・?。

ところで、現在の我が家では、ナス、キュウリ、大根、白菜、キャベツ、
カブや白瓜などを一夜漬けする場合には、食べやすい大きさに切って
から厚めのポリ袋に入れて、細かく刻んだ生姜や茗荷、七味や山椒、
大葉にシソなども好みで入れて、一夜漬けの素に塩や醤油を混ぜて
振りかけてから冷蔵庫に入れておけば、数時間後には実に美味しく
できますから、皆さんも、オリジナルの一夜漬けをお楽しみください。

漬物で重くなったポリ袋は、ボールに入れないと回りが濡れたり破れ
たりします。

尚、野菜を切るときの大きさを大小に切り分けておけば、大きいのは
三日目程度に漬かるという調整も便利です。


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福島県会津盆地のど真ん中(会津坂下町)かざまクリーニング勤務。 2015年11月と2016年3月、衣類の染み抜き・収納法に関して、FTVみんなのニュースにテレビ出演。衣類の日焼けや脱色の色修正に取り組んでいる。
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