ズボン黄変の染み抜き・色かけ


 先日、だいぶ月日が経ったズボンの黄変染みが取れるかどうかの電話が朝方あった。
 いろいろ話した結果、実際に店舗に持ってくるという事になった。
 昼頃、その電話のお客さまが訪れたのだが、なんと約70km離れた郡山からの来店。

 電話で話した時には、てっきり近くの方かと思っていたので、たいへん驚いてしまった。
 インターネットで調べた結果、当店だったらなんとかしてくれるかもしれないと嬉しい言葉を頂戴した。
 昼食は、喜多方ラーメンらしい。
 部分的に弱い漂白を10数回行った後、水でのウエットクリーニング処理。
 その後、うっすら残った黄色に、補色である青紫色を薄く色かけ処理。
 これで、なんとか着用可能なので、宅配便で送りますね。

 なぜ、後日黄変してしまうのか?
 その理由は、水溶性の見えない汚れが時間と共に酸化してしまうから。
 一般的に、ドライクリーニングでは水溶性の汚れはあまり落ちないので、当店では、ズボンの水でのウエットクリーニング率は、80~90%を占めている。
 つまり、水を使用したウエットクリーニングをすることにより黄変を予防できるので、多少料金が高くてもウエットクリーニングを得意とするクリーニング店を選択する事が、衣類を長期間着用できる事になるかもしれない。
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   福島県 会津坂下町
  かざまクリーニング
   
http://www.netde-cleaning.com
   maido@netde-cleaning.com
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福島県会津盆地のど真ん中(会津坂下町)かざまクリーニング勤務。 2015年11月と2016年3月、衣類の染み抜き・収納法に関して、FTVみんなのニュースにテレビ出演。衣類の日焼けや脱色の色修正に取り組んでいる。
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