カフェでタンザニア(キリマンジャロ)珈琲を注文すると、酸味が残った状態で出てくる。
以前私も、やや酸味が残る地点で焙煎を終了していた。
というのも、もう少し焙煎時間を長くすると、焦げた味になってしまうからである。(焦げと苦みは全く違う。)
その酸味が苦手で、タンザニアの焙煎から遠ざかっていた。
しかし、数ヶ月前、全く酸味がないタンザニア珈琲に巡り会い衝撃を受けた。
それ以来、タンザニア ンゴロンゴロのみをずっ~と焙煎してきた。
焦げる一歩手前の焙煎が、酸味がなく、ほどよく苦く、味に深みがある。
試行錯誤の末、ようやく満足のいく焙煎に辿り着いた。
今までは、火力を一定にして焙煎していた。
そうすると、1爆ぜから2爆ぜ開始までの時間が3分しかなく、2爆ぜの音が聞こえると同時に豆が焦げてしまう。
これを解消するために、1爆ぜ開始直後に、火力を弱くしてみた。
その結果、1爆ぜから2爆ぜ開始までの時間が6分と長くなった。
そして、2爆ぜが始まり40秒後(2爆ぜピーク)で焙煎終了しても、焦げないことがわかった。
今までは、ある一定の時間(いろいろな時間で試した)が経ったら、火力を弱くしていた。
最終的に、豆の状態(1爆ぜ開始)での火力調整に落ち着いたので、やっと時間から開放された感じかな・・・
次は、グァテマラ?
いやいや今後も、当分の間、この豆を焙煎し続けるだろう。
『ともかくタンザニアより来たる、亦た楽しからずや』
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