久しぶりに友人が遊びに来たのですが、彼と話し始めたら異様な臭いが周りに広がりました。世の中に、嫌われるものは沢山ありますが、今回は誰にも嫌われる水虫のお話しです。
ですから、「まだ、水虫が治っていないんだねぇ!」というと、「ますます酷くなって・・」と歓迎できない雰囲気になっていくのは困った流れです。
程度の悪い水虫になると、靴から靴下まで全体が臭うようになりますから、よその訪問や車座の宴会などで重症の人が一人でもいれば、ま、「嫌われます」よねぇ。
私は、一週間に一度ていどは、手と足の爪切りをしますから変化があればすぐに分かり、7年ほど前に足の小指の所に5ミリ程度に皮が丸く剥けた状態を発見して「もしかして、水虫かも」と皮膚科に行きました。
そしたら、「初めてですか?」と聞かれ「はいっ」というと、「初期の水虫ですからすぐに治ります」と薬を貰ってつけたら、一週間ほどで消えてしまいました。
それで、2年ほどしたら、やはり、同じ状態になったので、前回の薬をつけて治したわけです。それからは、一年おき程度に同じ状態になったので「これはまずいことになった」と対策を考えたのです。
治 療
『水虫対策は面倒!』と聞いていますが、ふと、思いついて、昔の友人から教わった『治療法』を実行したら、それ以来、まったく皮の剥けることはなくなったので、悩んでおられる皆さんもお試しください。
そのテクニックとは、お風呂に入るときに使う『あかすり』という、ざらざらしたナイロンの布をご存知と思いますが、その、あかすりに石鹸をつけて、足の指の間を毎日こするのです。
風呂に入っても、手の指と違い足の指の間を洗う人は少ないと思いますから、汚れが残っているはずで、痛いほどこする必要は無く、人差し指に布地を巻きつけて、全部の指の間の汚れを取るだけなのです。
水虫菌は、足の指の間についている汚れと栄養たっぷりの皮膚を食べて繁殖するわけですから、毎日、その汚れを綺麗にされては「菌ちゃん」は生きられず、絶滅状態になるわけですよねぇ。
ま、「足が臭い」といわれる方も、清潔にすれば臭いも消えるはずですから効果があると思います。
そこで、私の方法を「足の指の間だけでなく、爪にも水虫がある」と自慢の水虫のプロの友人に教えたら「半年で、ほとんど無くなった!」と驚いていましたから、薬も要らない新療法に自信を持ちました。
荒 療 治
そこで、昔の友人に教わった『過激な治療法』とは、『痔に悩んでいた友人は、風呂に入ったときに、タワシで患部をこする』という荒療治を行って治したといいますから凄いでしょう。
『タワシで痔をこする』などという恐ろしいことは、聞いただけでも震えがきますが、彼曰く、「暫く経てば、快感になるし、どんな痔でも、血の巡りが良くなれば治るものだっ」と言っておりました。
で、「そんなことをしたら、飛び上がるほど痛いだろうに・・」と言ったら、「最初はソフトにして、徐々に強くすれば問題はない」とのことでしたが、この行為は強烈ですし、無理をすると出血が止まらなくなる恐れもありますから、悪化しても責任は負いかねます。
それで、あかすりとタワシの効果ですが、私の見解では、「こすることで、清潔に成ることと血行がよくなること」の二つの要素が治癒に作用すると思っています。
人間の体は、血液が体内を流れることで、怪我の治りも新陳代謝も良好に成っていくわけで、こするという行動は、腕でも足でも痛いときにこすって治ることでも証明されると思います。
で、『医者に通う手間が省けて薬害もなく、5本指の靴下を買う必要もない』というお得な情報の上に、人様への迷惑も回避できる本日の医学の講座は、皆さんの参考になりましたでしょうか。
それで、ある友人から、「水虫で悩む人は、世界に何億人も居るはずだから、世界初の画期的な治療法は『ノーベル賞』を貰える資格があるっ!」と言われて、現在、授与式に着るタキシードを検討中です。
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