タイトルなし

愛論百科執筆者の中島さんからメールが届きました。どうぞご覧下さい。

『七五三』

11月12日は、何組もの着飾った子供連れの微笑ましい姿を見ましたが、
13日も良い天気でよかったですねぇ。

ま、神社としては、菊の花を飾ったりして、おさい銭が増える様に
雰囲気を盛り上げているわけで、風格と雰囲気で懐具合が変わる
のは、商売とまったく同じです。

今から23年前の私の厄年のときに、品川区の荏原町の神社に
厄除け祈願に行ったときに、「あのぅーー、厄除けの御礼は、幾ら
入れるんでしょうか・・・?」と神主さんに聞いたのです。

そしたら、「おぼし召しで結構です」と言われたので、「申し訳ない
ですが、おぼし召しの程度が分からないんです」と言ったら、
「格別に決まりは無いんですが、5千円の方が多いようです・・」
と言われて、「じゃー、私もそれで・・・」となったのは、神社仏閣には、
料金表が書いてないための混乱です。

ま、『時価』のすし屋と似ているようで・・・。
今回のお話は、宴会組みの友人たちと一杯飲みながらの楽しい
ひと時に、住んでいる町の神社の『氏子総代』をしている友人の
体験談ですが、宴会組みにも氏子総代が居るとなれば、大した
ものでしょう。

総代いわく、「七五三のお参りに来る人が、神社の受付に記帳に
来るわけで、俺たちも何人かで受付の担当として手伝っているわけ
でねぇ」というから、「時給は幾らになるかね」などと周りがからかっても
無視して、「中には、記帳だけして、御礼のお金を出さない家族が
居るんだから凄いでしょう。それで、神主の祝詞を受けて、
お土産まで貰って帰るんだから、近頃の親には呆れるよねぇ」
となるのです。

ま、私が子供をつれて七五三のお参りに行ったときには、30年も
前なのに、5千円を包んだと思いますから、「只で済ますとは、
現代っ子だねぇ」と感心するのです。

「それでねっ、一組の親子が御礼の封筒を出そうとしてから引っ
込めて、少しはなれたところに家族で行って何かを話していたと
思ったら、改めて熨斗袋を出して記帳を済ませて本殿のほうに
いったわけさっ・・」と楽しそうに言います。

「それでねっ、受付の一人が熨斗袋を開けたら、3千円が入って
いたんだが、裏には、2万円と書いてあって、そこを消して3千円
に直してあるわけで、おそらく、最初に記帳をしようとしたときに、
前の人たちの記帳の金額が、3千円がほとんどで、5千円は
少ししか居ないのを見て、向こうに行ってさい銭を減らしたに
違いないんだが、2万円と書いたのを3千円に書き直した
のを見たら笑ってしまってねぇ」というのです。

ですから、「そうなれば、2万円が入っていたのに、受付の人が
3千円に書き直しても分からないわけだよねぇ・・!、ならば、
17000円の差額で、今夜の飲み会の支払いが足りることに
なるわけか・・・」と、親父の会話は何がなんだか分からない内に
お開きです。

で、『内緒の話し』ですよーー
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福島県会津盆地のど真ん中(会津坂下町)かざまクリーニング勤務。 2015年11月と2016年3月、衣類の染み抜き・収納法に関して、FTVみんなのニュースにテレビ出演。衣類の日焼けや脱色の色修正に取り組んでいる。
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